2月29日、土浦合同庁舎会議室において開催された「有機JAS制度基礎セミナー」にスタッフ2名が参加しました。
その報告会を実施。
セミナーの内容は、2部構成で、
1.有機JAS認証制度の概要(一般社団法人 日本オーガニック検査委員協会 作吉むつ美)
2.有機農業の課題とされる販路拡大について、現状と課題の整理と、最新の動向の紹介や今後の取組の提言(山崎友男)
1.世界のオーガニック圃場の占有率は2000年0.3%から2022年には2.0%。増加していますが、たったの2%です。驚きです。GAP,特別栽培、オーガニックの違い、有機JAS基準のポイント、有機JAS認証を取得するプロセスなどを学びました。
2.農林水産省の「みどりの食糧システム戦略」では、2050年までにオーガニック市場を拡大しつつ、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大、となっています。2021年有機農業の取組面積は1%未満です。生産者を悩ます価格については、有機農産物だけでなく農産物全体の価格決定のルール、単に需給だけで価格賀決まっていくという仕組みから別の工夫を模索する時期に来ている、という指摘があることを知りました。出費の大きい配送に関しては、大田市場を活用し市場便利用により運送費を半減することに成功した事例の紹介がありました。
2024年04月12日
「有機JAS制度基礎セミナー」の報告会
posted by つくばの風スタッフ at 00:14| Comment(0)
| 日々のこと
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